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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第5章 喧嘩の始まりの始まり。


しーんと静かな教室に、二人で向かい合って勉強。

心夏「………。」

前を向けばすぐ近くに本田君がいる。
なんて言うか、なんか…。

すごく安心する。それに、嬉しい。

菊「どうかしましたか?」
心夏「あ、い、いや、なんでもないです‼///」
菊「そうですか?私はなんだか、緊張します。」
心夏「え…?」
菊「心夏さんと二人っきりで。」

そんなことをこんな至近距離でつぶやかれたら私も緊張しちゃうよ…。

菊「…そんな顔しないでくださいよ…//」


教科書で顔を隠す。


心夏「…変な顔してるから、見ないで…///」

そう言っているのに、教科書をとる本田君。
心夏「えっ…ちょ…!///」

菊「顔を、よく 見せてください…」



目を逸らす。
でも、本田君はじーっとみてくるのが分かる。

心夏「ほ、ほら!勉強しないと、ね!//」
菊「勉強、そんなに好きでしたっけ…?」
心夏「え?いや、好きじゃない…けど、なんで?」
菊「心夏さんと話しているとき、いつも勉強しなきゃ、と言っていると思ったので…。」

…私、本田君から逃げてると思われてたのかな…。




寂しそうな笑顔の本田君。



菊「…アーサーさんにとられたくないので、私も言います。」
心夏「…え…?」


菊「心夏さん。貴女のことが好きです。こんな私ですが、貴女を好きな気持ちはアーサーさんにも負ける気はありません。お付き合いしていただけないでしょうか。」





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