第5章 喧嘩の始まりの始まり。
心夏「よぉーしっ‼今日は、一人で真面目に勉強するぞ!」
今日は、二人に勉強は頼まなかった。
なんか言いにくいし…。
で、図書室も二人が来る可能性大だから、あえてみんな帰った教室で勉強することにした。これなら誰にも迷惑かけることないよね?
心夏「んー… これどうやって解くのー…?」
しーん
心夏「………………。」
やっぱ少し寂しいな。
この間寮で一人で勉強した時もこんな感じだったし。
なんか、泣きそう
菊「…?誰ですか…? って、心夏さんじゃないですか。こんなところでなにをしているんですか?」
あぁ…。やっぱり、私が泣きそうな時とか、悲しいときは本田君が必ず助けに来てくれるんだね。
私は慌てて目を拭い、何もなかったように接した。
本田君がこっちに向かってきて、私の前の席に座った。
心夏「ん?勉強してただけだよー?」
菊「……」
やっぱり本田君にはどんな嘘付いたって、ばれちゃう…かな
菊「…。分からないところ、教えますよ。」
心夏「い、いいよ‼本田君は、自分の勉強しないと成績下がっちゃうよ…?」
菊「そうですね。じゃあ、私も勉強します。ここで。だから、わからない場合はすぐに言ってください。」
本田君は机を向かい合わせにしてくっつけた。
これじゃ、顔、見えちゃうよ…。
そんなこんなで勉強をすることになった…。