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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第5章 喧嘩の始まりの始まり。


-アーサーside-

ったく…なんだよ、完全に逃げてんじゃねえか…。

菊「行ってしまわれましたね…」
アーサー「どうするか?勉強続けるか?」
菊「えぇ。」

ってなわけで、久しぶりに静かな環境で勉強をすることになった。
いつもは心夏がうるせえからなぁ。
……いい意味だが。




んで、ほとんど喋らないまま二時間が経った。

アーサー(…疲れた…。 最近喋りすぎて喋らないほうが疲れる…。)

そんな俺を察したのか、休もうと本田が提案してきた。









アーサー「おい、………心夏のこと、好き…か?」
菊「…‼? きゅ、急になんですか…‼?///」
アーサー「…一旦外に出るか。」


全部荷物をまとめて教室に来た。
案の定、誰もいなくて静かだ。だからわざと選んだんだが…。


アーサー「で、どう思ってる…?」
菊「え、えっと… その質問、絶対に答えなくてはいけない…ですか?」
アーサー「あぁ。絶対だ。」
菊「…………………善処しま…」

バンッ!!

机を片手で叩いた。

アーサー「真面目に答えろ。 俺は好きだ。大好きだ。…どうしようもないぐらい…」
もしかしたら、半分怒りながら、緊張しているかもしれない。
顔も赤くなってるかもしれない。
だけど、そんなの今は構わない。どうだっていい。


一日でも、一時間でも、一秒でも早く、長く、心夏と一緒に居たい。

今はそれだけ。
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