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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第5章 喧嘩の始まりの始まり。


そして、あの日のことを思い出さないように生活して早一週間。

心夏「……っと…   全部解けた!アーサー君、丸付けして‼」
アーサー「__よし、丸付け終わった。   けどお前、俺が一週間必死になって勉強教えた結果、……これか?」

結果は27問中6問。
心夏「私的には結構進歩した方だと思うんだけどなぁ…」


あの事があった後もアーサー君から英語の勉強は教えてもらってる。
勿論、何事も無く。

あると言ったら、たまに本田君が図書室に本を借りに来て見つかった時、ちょっと意味もなく緊張するって事ぐらい。

アーサー「まぁ、初めたころよりは進歩してるが… まだまだ、だな…。 もうそろそろ中間考査もあるんだから頑張れ」
心夏「…っ!?忘れてたぁっ!!どうしよう、どうしよう、勉強してなかったよーっ」
アーサー(俺もお前に教えるのが大変でろくに勉強してねぇよ…)
「それは自己責任で頼む。」
心夏「自己責任かぁ…。」

(本田君だったらこういう時なんて言ってくれんのかな…)

心夏「!」
アーサー「…?どうした?」
心夏「いや…別に…///」

今、私の頭の中で本田君の顔と声が出てきた。

心夏(…妄想…!?こんな勉強してるときに私は妄想してるの…!?///)

私はぎゅーっと目を閉じて、自分の顔をパンパン叩いて集中させた。
そして、シャーペンを構えて

心夏「勉強よ!どんと来い!!」
アーサー「どうした…?急にやる気になったな…! まぁ、上等だ!」














その日は勉強に打ち込んだ。

余計なこと考えてまた悩まないように。



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