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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第5章 喧嘩の始まりの始まり。


勉強し始めて、5分ぐらいたった。
感覚的には1時間ぐらいだけど…。

心夏「…だぁーっ‼駄目だ…集中力が続かない…」
アーサー「ほら、頑張れ、『That』と『This』の区別は付いたな?」
心夏「うん!ええと…『That』が遠い…?で、『This』は近い、だよね」
アーサー「まあ、そんなもんだな。じゃあ、次行くぞ」
心夏「えぇ!休憩じゃないの!?」
アーサー「当たり前だ、覚悟しておけって言っただろ?じゃあ、次は…ん?」

私は寝たふりを始める。
…ん?案外気付いてない??
いや、気付いてるけど起こさないだけかな…?

薄目を開けて確かめる。

アーサー君は私の顔をじっと見ている…?
バレる、バレる‼
急いで目を閉じた。


そしたら、頭にポンって…アーサー君の手?
すごく暖かくて落ち着く。

思わず顔が笑っちゃう。極力隠すけど。

『ガタッ』
イスが動く音がした。きっとアーサー君が立ち上がったんだろう。
私おいて帰っちゃうのかな…?

『ガチャ』
鍵がかかったような音がした。
え、確か、ここって勉強用の個室だよね?;
てことは…つまり、え、え。
今、私たち、密室に二人、なの…?それって結構やばいんじゃ…
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