第5章 喧嘩の始まりの始まり。
心夏「ねえ、ねえ、『I'm』と、『I am』の違いって何?」
アーサー「え、お前…それガチで言ってんのか…?」
心夏「え。うん、そうだけど。」
アーサー「……………」
急にアーサー君は絶望したような顔をした。
アーサー「…あのな、『I'm』っていうのは、『I am』の短縮形だ…。」
心夏「え、短縮?短縮したらまずいでしょ!」
アーサー「英語ではそれが普通なんだよ!」
心夏「なんで?」
アーサー「な、なんでって…」
アーサー君は突っ伏した。
心夏「な、なになに!大丈夫!?」
アーサー「…よし、決めた」
起き上がり、何かを決意してる…
心夏「………なにを?」
アーサー「今日から俺はお前の英語の教師だ!これから毎日びっちり英語教えてやる、拒否権はお前に無い。いいな、よし決定」
い、いきなりアーサー君が暴走し始めた‼‼;
心夏「ま、まってよ、私いいなんて言ってな…」
アーサー「拒否権はお前にないと言った筈だ。覚悟しておけよ」
心夏「え、えぇー…やだよぉ… 英語なんてその場しのぎすればいいんだからぁー…!」
アーサー「Is it possible for you?」
心夏「!?」
今、なんて言った…!?;
ここは適当に答えておいて…
心夏「Yes!Yes Yes‼」
アーサー「Then I talk in English from now on.」
心夏「…う、うぅ… だめだ…ギブアップ‼日本語で喋って!」
アーサー「ほら、その場しのぎは無理だろ?ってことで、決定だな」
反論しようがない…。
心夏「おね、がいします…」