第5章 喧嘩の始まりの始まり。
その日の学校も無事終わり、帰れ… る、はずだったのに
放課後、私は明日提出の課題が終わっていなかったから、図書室勉強していた。
心夏「……難しい…なにこれ、本当に…」
テーブルに教科書やノートを広ている。
はたから見れば勉強熱心な子なんだろうけど、解けない、一問も。
片手で癖のペン回しをしている。
その時、誰かにペンを後ろから取り上げられた。
心夏「ちょ、ちょ‼誰ですかペン返して下さっ… アーサー君?」
アーサー「お前、今課題やってんだろ?ペン回しなんてしてねえで真面目にやれよ」
心夏「だってぇ… 解けないんだもん…」
アーサー「課題って、英語だろ?中一レベルの」
私、英語は今まで最高「2」しかとったことない。とは言えない…
心夏「苦手なんだよ…日本人だし…」
アーサー「俺だってイギリス人だ」
心夏1「え?イギリスって、英語でしょ?」
アーサー「ま、まぁ、一応そうだが…イギリス英語だ。」
…………それ、なにか違うの?
アーサー「じゃあ、イギリスの正式名称言ってみろ」
心夏「え、えっと… 『ゆないてっど…きn、キングダム…』…わかんない…」
アーサー「お前なぁ…」
本気で呆れられた‼
アーサー「『United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland』だ。覚えとけ」
心夏「な、な、なな、なにそれ… アーサー君、かっこいい…」
アーサー「は、は!?なに言ってんだよ!///」
今のはガチでアーサー君かっこよかった‼
心夏「ね、英語教えて!」
アーサー「まぁ、どうしてもっていうなら…」
ここからだった。
あんなことが起こるのは。