第4章 過去、過去、過去
菊「最近アーサーさんと仲良いみたいですね」
心夏「うっ うん…」
…なんで急にそんなこと聞くんだろう
心夏「…なんで?」
菊「………いえ、なんでもないです」
もしかして誤解してるんじゃ…
心夏「べ、別に、アーサー君は好きだけど、好きじゃないですよ!?」
菊「…はい?急にどうしたんですか?」
心夏「い、いや…誤解してるんじゃないかと思って…」
菊「なにをです?」
心夏「…もういいです!!」
私は一人でスタスタ下駄箱に向かった。
………絶対本田くん私の思ってること分かってるのに聞いてるんだもん…!!
菊「…私にも望みはありそうですね」