第4章 過去、過去、過去
心夏「み、ミケ?どこ…?;」
アル「ん?心夏じゃないかー! 今日は休んだんじゃなかったのかい?」
アーサー「…地面に這いつくばったりしてどうしたんだ…?;」
後ろにアーサーくんと、アルくんが居た。
って、地面に這いつくばってた…。 何してんだ。私。
心夏「…ううん、ずる休みじゃないよぉー…。 本当に具合悪いんだってばぁ…。
今、ちょっと猫を探してて…;」
アル「…猫、かい?」
アーサー「そういえば、最近このへんで見かけないな。」
…………。
アル「あ、そういえば、ヘラクレスが拾っていたぞ?」
心夏「え?あぁ… 誰かが拾ってくれたのかぁ…。 良かった…。」
最近餌あげに行くの忘れていたから、
…………死んでなくて良かった。本当に。
心夏「よ、良かったぁ…」
アーサー「お前、具合悪いんだろ?早く戻って寝たほうがいいんじゃないか…?」
アル「よし!じゃあ、俺が心夏の元気が良くなるようにハンバーガーを…」
アーサー「黙れぇ…」
ハンバーガー?
調子悪いのにハンバーガーなんて食べたら、もっと調子悪くなっちゃうんじゃ・・・;
…………やばい、フラフラしてきた・・・;
心夏「あ、え、えっと・・・ 私、ちょっと用事(?)があるので・・・」
アル「ああ、お大事になぁ」
できるだけ早く走った。
早く新聞紙持っていかないと、本田くんを待たせちゃ――――