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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第4章 過去、過去、過去


そんなに私が友達に関して乏しいとは…;
中学ではあり得なかったのになぁ…。


私の方をチラチラ見てくる本田くん。
気にかけてくれるんだ。

菊「あ、あの… えっと、確か、肉じゃが好きでしたよね?作ってきましたよ。 夕食がわりに食べますか?」
心夏「食べますぅ!!」
菊「ふふっ そう言っていただけると、思っていました。」

一度、台所に行きお皿をとってくる本田くん。

心夏「にっくっじゃがー♪ にっくっじゃがー♪


久しぶりだなぁ 菊お兄さんの肉じゃがっ♪」

勢いよくお皿が本田くんの手から落ち、大きな音を立てて割れてしまった。

心夏「だっ 大丈夫!?今新聞紙持っ―――   のわぁっ」
手を掴まれた。その拍子に本田くんの胸の中に落ちた。

菊「思い出していただけたんですかっ…!?」
心夏「な、何を…?」
菊「今、昔の呼び方で…」
心夏「…………?;」
菊「あっ あぁっ 私の早とちりでしたかっ… すみません」

今日の本田くん、何かおかしい…

心夏「じゃあ、えっと… 新聞紙持ってきます!ね!」
菊「まっ 待ってくださいっ!!

あっ あのっ… 心夏さんは、私のこと、どういう対象で見ていますか…?」

…………へ?            え、え、え? 何?

心夏「どういう意味ですか…?」
菊「そのままの意味です…。」






心夏「今、返事しないとダメですか…?」
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