第3章 W学園生活スタート!
ガラララララ…
ドアが開いた音で目が覚めた。
どれぐらい寝ていたんだろう。
辺りはもう真っ暗。
今気づいた。
すぐ隣で本田くんがうたた寝してる。
しかも、手、繋いでた…………。
え、なにこれ、え?夢?夢オチ?
微かに聞こえる本田くんの寝息。
心夏「夢だ!!!!!」
カーテンをバッと開け、アーサーくんが出てきた。
アーサー「!? どうしたんだ!?」
心夏「アーサーくん! 夢!!」
アーサー「意味分かんねぇよ!!」
菊「…………? ど、どうかしたんですか…?」
きゃあああああ!! 起きた!!(混乱中)
アーサー「心夏がおかしいんだよ。本田、何かしたか?」
菊「特には何も……; まだ熱があるのでは……?」
私のおでこに手を当てる本田くん。
心夏「………………………………きゃあああああああああ/////」
ベッドから起きて、逃走する私。
アーサー「あっ ちょっ……!!待てコラ!!」
全力で追いかけてくるアーサーくん。
まだ本当に熱っぽい私には、逃げられるはずもなく捕まえられた。
アーサー「ほら、病人はおとなしくしろ!」
心夏「うぅ…………」
本田くん、どうしたの…………?
ちょっと悲しそうな顔してる…。
アーサー「ほら、まだフラフラしてんじゃねーかよ……。ったく………」
……………………?ん?今、何が起きた?え?え?浮い……
アーサーくんが私のこと、お姫様だっこ…してる!?