第2章 世界W学園・・・・・・?
ホールには既にたくさんの人が集まっていた。
菊「では、私は待ち合わせしている方がいるので、失礼します」
心夏「あっ は、はい」
本田くんは、笑いながら行っちゃった。
____もう少しだけ話したかったかも…。
桜「あっ 心夏さん もういらしてたんですか」
心夏「ぎゃっ!」
桜「す、すみません… ビックリさせてしまったでしょうか…?;」
心夏「あ、いや… 大丈夫! 私考え事してただけだから! 気にしないで」
桜「はい… そういえば、先程お見かけしたのですが、菊さんと話していませんでしたか?」
私は一瞬びくっ としてしまった。
まさか桜ちゃんに見られてたとは…;
心夏「な、なんで見てたなら来なかったの?」
桜「久しぶりに、思い出話をしているのかと思いまして…」
心夏「思い出話…? なんで本田くんと?
私、今日初めて本田くんと会ったんだよ…?」
桜「えっ まさか、菊さんまで忘れて__」
桜ちゃんが何かいったところで、管理人さんの挨拶が始まった。
心夏「……え? ごめん桜ちゃん…もう1回いいかな…?;」
桜「……いえ、さっきのことは忘れてください…」
桜ちゃんは、寂しそうな笑顔をしていた。
なんで本当のことを聞かせてくれないの……?
そんなに言いたくないこと?