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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第8章 なつ



心夏「…一応、は…。」

「きゃーっ、ほんとだったのね。あんな男の子が彼氏だなんて羨ましいわぁ。とんだ難関を通り抜けた女の子なのね、心夏さんって。」

心夏「…難関…?」

「知らないの…?本田君って、1年生だけじゃなくて2年生、3年生にまで人気があるのよ? だって、あんな性格…真面目だし、何を頼んでも嫌な顔せず受け入れてくれるし、文武両道だし…それに、相当な美形だし?」


知らなかった…。
まぁ、あんなにいい男の人なんてそうそう居ない、狙ってる女の子多いんだろうなぁ、位には思ってたけど。まさか全学年からとは。

そんなの聞いちゃったら本当に私なんかでいいのか疑わしくなってくるな…


「そうそう、その本田君の親戚の桜さんって子。あの子も相当モテるらしいわよ。」

心夏「あー…やっぱり…」

私が男の子だったら確実に惚れてましたからね。←


「そして心夏さんは……」

心夏「……」

「特に聞かないわねー」

心夏「…って、なんですか、期待させないでくださいよっ」

「だけど…あのアーサー君と本田君が貴女で軽く争ったらしいじゃない? それって相当すごいことよ!」

争われたって…そんなんじゃないのに。



心夏「ていうか…先生のその情報はどこから……」

「まぁ………風の噂? そんなことは置いといて!どっちが先に告白し___」




菊「心夏さん!具合はどうですかっ…!?」

「あら…?授業もう終わったの…? とにかく、王子様のお迎えみたいねー じゃあ、後の事は本田君、よろしく、ね?」

菊「はい。了解しました。」

心夏「えっ…!?ちょ、先生…!?」


そのまま保健室を出て行った先生でした。←
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