第8章 なつ
心夏「……っ」
やばい、やばすぎる。
薄々想像ついてたけど、遥かに上回ってる。
私の腹痛。←
で、今は保健室に居ます。
急に話飛んだからって怒らないでください。←
保健室には、自分から来たんじゃなくて…本田くんにそれとなく話した時、強制的に連れてこられた。
今頃は数学の授業受けてるんだろうな。
「…さっきからなんだか苦しそうな声聞こえてくるんだけど…大丈夫?なんだったら早退にする?」
ベッドのカーテンが開くと、心配そうにしてくれてる保健室の先生。
でも、ここで帰る訳にはいかない。
だって、生理痛で早退とか…負けたみたいじゃん!←
心夏「ぜーったい帰りません…っ!」
「んー…まぁ本人がそういうなら止めはしないけど…本当に苦しくなったら早く言いなさいよ…?」
心夏「……はい」
「あっ、そうだ。」
心夏「……はい?」
先生はいつになく柔らかい表情…というより、半分にやけ顔で私に迫った。
そして、一度息を吸って、
「本田君の彼女が貴女って、本当なの…!?」
心夏「……はい?」