第8章 なつ
アーサー「って…お前なんでそんな嬉しそうな顔してんだよ?」
心夏「えっ、そんなつもりは…」
アーサー「まぁ、いいか そんなことより、さっきから本田がこっちをチラチラ見てくるんだが…変な誤解されたくなかったら向こうに行ってやったらどうだ?」
口元を少しニヤ付けながらこちらを見るアーサー君。
理由は特にないけど、私まで何故だかニヤけてしまった。
心夏「え、えっと…じゃ、私向こうに行くね。それじゃ、また話そうね!」
アーサー「おう」
私が手を軽く振ると、アーサー君は苦笑しながらも振り返してくれた。
なんか、嬉しい。