• テキストサイズ

私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第8章 なつ




アーサー「あ。心夏じゃねえか。Good morning.」

心夏「え。」

アーサー「え?」

まさか向こうから話しかけてくるとは思わず、妙に阿保な声が出た。
それにつられてアーサー君まで拍子抜けした声を上げた。

そして2人の微妙な間の後、どちらともなく小さく吹き出した。


心夏「…はぁぁ…良かった!アーサー君と…もう仲良くできないかと思ったよー…」

アーサー「…は?…なんでだ…?」

心夏「え、なんで…って。」

そりゃあんなことがあった後じゃ、…ねぇ?

アーサー「ってか、お前がなんでそんな風に思うのか俺には理解できねえ。そう思うべきは俺だろうが」

淡々と割ときつい言葉をなんの躊躇いもなく紡ぐアーサー君。
でも、今はそんな風に冷たくされるのが嬉しくもある。
何も冷たくされるのが嬉しいってことじゃなくてさ、こういうよくある"友達との光景"って言うの?
正直に思ってるありのままを伝えてもらってる嬉しさ?

言葉にはし辛いけど、
とにかく嬉しいんだ。



/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp