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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第8章 なつ



心夏「おはよ!」
菊「おや、心夏さん。おはようございます。」

ただ土日を挟んだだけなのに何故か久しぶりに思えてしまう本田君の制服姿はなんだかいつにも増して格好良く思えた。

菊「…………心夏さん?どうかしましたか?」

思わず見惚れていたようです。

心夏「…ううん!なんでもないよー」

私はなんとか誤魔化して自分の席に着く。
その場所からふと見えたのは、

アーサー君の横顔。

私は反射的に自分の手首に触れた。
実は、手を掴まれたときのあの跡、隠してはいたけどまだ残っている。





アーサー君、私に怒ってるのかな。

とか、

話しかけちゃ駄目かな。

とか、

アーサー君はまだ私のこと、友達と思ってくれてるのかな

とか、そんなことばかりが脳内を彷徨う。



ていうか、下腹部の痛みで少し混乱気味なんですけどね。ええ。



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