第7章 本田菊さんの彼女。
ケーキ屋さんの近くにあったファストフード店に行って話すことにした。
心夏「ここなら長居しても構わない…よね?」
菊「まぁ、いいとも言えませんが、お邪魔しましょうか。」
適当に商品を注文し、早速話に没頭していた。
三人が仲良くなった理由や、
みんなそれぞれのいいところ、
私と本田君の関係、
今までのことなど、
時間が経つのを忘れるぐらいに話していた。
フェリシアーノさんの話を聞いて泣きそうになっている顔、
フェリシアーノさんに褒められて恥ずかしそうに睨むルートさん、
初めて会ったばかりなのに、色々なみんなの顔、様子が伺えた。
なんだか、嬉しい。
私まで3人の輪の中に入れたようで。
実際はそんなこと無いんだろうけど。
感じられるだけで嬉しい。
心夏「あ…ごめんなさい、………お手洗い…行ってきます」
私は一旦席を離れた。