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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第7章 本田菊さんの彼女。


菊「…ふぅ、ここのケーキ屋さん、見た目だけじゃなくて味までいいだなんて…穴場を発見しましたね!また来なくては。」
心夏「ほんとだよー、私も自分で少しぐらい作れるようにならないとなぁ」
菊「無茶して怪我しない程度にお願いしますね?」
心夏「は…はいぃ…」

男の子の本田君より料理、家事ができないなんて情けない…。
やる気はあるんだけど、……腕前が。よろしくないといいますか。



とりあえずお会計など、その他もろもろを済ませ、フェリシアーノさん、ルートさんと合流した。

心夏「ここのケーキ屋さん、すごくおいしかったですよね!」
フェリ「だよね、だよね!だけど…クーヘンで言えばルートが作る方が美味しかったかなぁー」
ルート「なっ…」
心夏「ルートさんお菓子作りするんですか!?すごいなぁ…。でも、なんといっても本田君の肉じゃがは最高です!」
菊「恐れ入ります。…が、お菓子の話からそれてしまっていますよ?」
心夏「…あっ。ほんとだ。」

とりあえず私は本田君を褒めたかったようです。←

そんな私を見てフェリシアーノさんは、にや、と口角を上げる。
フェリ「二人とも、お互いのこと大好きなんだね~」
ルート「うむ。…俺もそのように思った。」

私たちは反論できる訳もなく、お互いの顔を見合わせ照れたように笑った。


菊「ひ、ひと段落ついたところですし、…みなさんどこか行きたいところはありませんか?この辺りのガイドなら任せてください。」

はいはーい!と声と共に手を挙げたんのはフェリシアーノさん。
フェリ「俺、パスタ食べたーい!」
ルート「今さっき間食をしたばかりではないか!
  あぁ、今からパスタを食べれば明日の訓練量が格段に増えるが…それでもいいならパスタを食いに行こう。さぁ、どうする。」
フェリ「はいっ!パスタを優先するであります!
  訓練なんてぱぱ~っと適当に終わらせちゃえばいいことだs―――ごめんなさい、ごめんなさいぃぃ‼」

フェリシアーノさんの一言でルートさんの目つきが変わり、それに加えて「ぎゃああ」という悲鳴が。
まあ、それは紛れもないフェリシアーノさんの口からですがね。ええ。


今日は昨日の8倍位騒がしくなりそうです。
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