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私の記憶と、大事な人。 *ヘタリア*

第7章 本田菊さんの彼女。


早速そのカップル席に案内された。

さっきの洒落過ぎた内装とは逆に落ち着いた雰囲気。
菊「…やはり、こちらにして正解でしたね」
心夏「確かに、こっちの方が落ち着くしね」
菊「……まぁ、それ以外にもあるんですが…。
  とりあえず早速何か頼みましょうか!」


席に着き、メニューを広げる。
心夏「わっ。こんなに沢山あるんだ!迷っちゃうなぁ…」
菊「ふふ。迷うのも楽しみの一つですね。」
心夏「確かにねー、あっ。私これにする!」
菊「私も決めたので、頼みましょうか。」


店員さんを呼び、オーダーをする。
菊「あー…えっと…紅茶2つと、ふら…ふらん…ぼわーず?しょこら…と。この、あぐるれいてらくをください‼」
店員「………え?」
心夏「アグルレイテラク…?え…?」
本田君が指さしたメニューには、『アールグレイ・ラクテ』と。
カタカナに弱いんだね。うん。

心夏「んと…紅茶2つと、フランボワーズショコラと、アールグレイ・ラクテでお願いします」
店員「か、かしこまりました…少々お待ち下さい。」


耳を真っ赤にして小さくなる本田君。
なんか可愛い。

菊「って…なんで撫でるんですかっ」
心夏「可愛いから。」
菊「……可愛いなんて言われても…嬉しくないですよ。」
ぷい、と顔を背けられた。
益々可愛い。

心夏「大丈夫だよ、私も英語苦手だし!」
菊「……フォローになってません…。
  …はぁ。アルフレッドさんのようにかっこよくつらつら英語でオーダーしてみたかったんです…//」
胸がきゅーっ、てなる。
かわいすぎる。



心夏「今ぎゅーってしてもいいですか」
菊「えっ」
心夏「………ほかのカップルみたいにいちゃいちゃしてみたいです」
菊「…今ですか?」
心夏「今です」
菊「店員さんが来てしまいます」
心夏「…。構いません」
菊「だめです」
心夏「ん…。」
菊「………。」



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