第3章 グラビアより◇青峰大輝◇
今日一日オレはなるべくに話し掛けるようにしてたけど……こうも相手にされねぇとこっちがイラついてくんだよ。
だから帰りにを自分ちまで拉致ったわオレ。
「痛いよ離せ…!きゃ!」
「お前いい加減にしろよ」
んで部屋に入って早々に壁ドンだよ壁ドン。
オレにスッポリ収まるぐれーチビのくせして態度はでけぇんだからな。
「分かんだろ。オレが何でお前に話し掛けてたかはよ」
「でも大輝があんなの見るから悪いんじゃん!」
「ただの写真だろーが」
「写真でも嫌!!私じゃ物足りないんでしょ!!」
「は?」
「私じゃ満足出来ないからあんなの見ようとするんでしょ?!どうして?私どうしたらいい、んんっ…!」
涙ぐみやがって……途中でキスしちまっただろうが。
お前じゃ満足できねー?何勝手に決めてんだよ。
写真は見る事しか出来ねぇけどお前はちげーだろ。
自分と写真を一緒にすんな、バカが……。