第4章 Innocent Love*孤爪研磨√
桃が結論にたどり着いたと同時に他のマネージャーも声を上げた。
「それは絶対好きでしょ!」
「桃ちゃんの顔、今も赤いし!」
「いいね~若い子は~」
「…おばさんか。」
「ふふっ。」
「美人は赤くなっても可愛い…!」
多種多様な反応に困惑した。
「あ、そろそろ寝なきゃ~!楽しかったぁ!」
マイペースな言葉に皆、寝る準備を始める。
これ以上詮索されないことに、桃は内心安心した。
(私、ケンが好き…)
わかってしまうとそれが正しい気持ちだって受け入れられた。
それと同時に…
(明日から…どうすればいいのでしょう……?!)
気持ちを自覚してしまった今、普通に接することが出来るかわからない。
その夜はなかなか寝付けなかった。