第4章 Innocent Love*孤爪研磨√
「というか…もう付き合ってると思ってた。」
興味津々な清水が口を開く。
「付き合ってるというか…夫婦?」
「あーわかる、なんか落ち着いてるしねー」
ほかのマネージャーも恋愛沙汰に興味津々のようだ。
「つ、付き合ってませんよっ!」
桃が慌てて否定する。
「でも桃、絶対研磨くんのこと好きでしょ~?」
「え、そうなんですか?」
きょとんとした顔に、マネージャーたちは虚を突かれた。
「まさかの無自覚か…」
「桃ちゃんぽい…」
「じゃ、いい機会だし。好きかどうか考えてみる?」
(私は……ケンを…?!)
桃もまた自分の気持ちを探り始めた。