第5章 同居の始まり
高尾「なぁ?その高尾さんやめね?」
そう言われたのはスーパー帰りの道だ
その前は会話をしていない
「えっ!?あっ・・・あのぉ・・・」
高尾「ほらほら、せっかく一緒に暮らすんだぜ?あと、正直に言って・・・・・」
“男に対する恐怖症治したいんだろ?”
図星を突かれてしまった
正直に言って私はこの性格を直したい。
だって、色々と大変だしあと、弟が男の友達を家に入らせるかもしれない
だから、直したい
「でも、どうすれば・・・・・・」
高尾「じゃあ、俺が」
“先生になってやるよ!!”
何故かこの言葉が暖かく聞こえた。
「よ、よろしくお願いしましゅ!!」
高尾「ぶほぉ・・・・・・あぁ、よろしくな!!
じゃあ、最初に名前で呼んで!!もちろん、下で!」
「わかりました!てえぇええええ!」
下の名前なんてレベル高すぎ
高尾さんを見ると早くて顔をしていた
恥なんて捨てて
「か、かかかか」
高尾「か?」
意地悪!!すごくいい顔をしている
「和成きゅん!!!」
噛んでしまったあたし
どんどん、顔が熱くなってくる
必死に手で頬を隠した
高尾「あぁ、よろしくな!菜々・・・」
これが最初の一歩だ