• テキストサイズ

【黒バス】透明な君に恋してる

第2章 幼馴染の彼と私



「いや、すぐ済むから別にいいや! バスケ部に、紫原敦って人いる?」

「確かにいるけど、それがどうかしたか?」

「あの……その、彼のクラスを、知りたくて」
「……どうして?」

「えっと、それは、その」

「紫原のクラスを知って、君はどうするつもりなのかな? まさか……」

「昨日! そう、昨日傘を忘れたところを彼に助けてもらって!! お礼が、したいだけなの……」

「……、はぁ。あ、そう。紫原なら俺と同じクラスだよ。今は購買に行ってていないけど」

「そうなの!? まだ昼休み前なのに?」

「あいつはそういう奴だよ。あ、噂をすれば」

「えっ?」


 征十郎が後ろを面白そうに見つめているので、思い切り振り返ればうまい棒を加えた敦君が「あれ?」って言いながら立っていた。

/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp