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【黒バス】透明な君に恋してる

第2章 幼馴染の彼と私



「征十郎、いる?」


 私は次の日、とある幼馴染の元へと顔を出すこととなった。違う、これはただの興味であって別に昨日優しくしてくれた敦君のクラスが知りたいとか、そういうのじゃなくてただお礼に作ってきたクッキーを渡したいだけであって!!


「どうした、有栖。珍しいじゃないか、君から俺のクラスに顔を出すなんて」

「えっと……その、実はちょっと聞きたいことがある、んだけど」

「聞きたいこと? 構わないけど……場所、変える?」


 そういえば、教室内にいる女子の視線が、少しだけ痛い気がした。そうだよね、昔から征十郎の幼馴染をやっていたけど、女子からの人気は凄かった気がする。お陰で私は苦労しましたけど。

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