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【黒バス】透明な君に恋してる
第1章 凸凹なふたり
「俺、こっち方面なんだけど有栖ちんは?」
「私はこっちだから、反対方向だね。もう大丈夫! 雨も小雨になってきたし。ここから走って帰る」
「そっか、風邪引かないでね」
「敦君もね! じゃあねっ」
彼に手を振り、傘から抜け出す。さっきよりも小雨に変わったお陰で、これなら余裕で帰れる。
ふと振り返れば、彼も何故か振り返ってて視線が絡み合う。小さく手を振る彼に、もう一度笑顔で手を振る。
ああ、そういえば、クラス聞いてないなぁ。
明日も会えるかな。
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