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【R18】夏だ!花火だ!夏祭りだ!

第3章 花火 ※






「・・・お前と家族になったら、どんな感じなんだろうな」


裸のまま抱き合いながら、エースがポツリと呟いた。

「船の上にいるか、土の上にいるかは知らねぇが、楽しくやれそうだ」

「そうね。でも、あなたそっくりの子供が産まれたら大変そう」

すると、エースは複雑そうな顔でハヅキの下腹部を撫でると、優しくキスをする。


「おれは、自分のこの呪われた血を後世に残したくない。ガキはいらねぇから、お前とふたりで家族をやっていきてぇ」


その言葉は、暗にそんな未来がふたりには訪れないことを物語っていた。


エースは体を起こし、ハヅキの唇に深くキスをした。
絡み合う舌に、チリリと焼けるような熱さを感じる。


「ハヅキ・・・」


そして、頬、首筋、鎖骨、乳房、鳩尾、臍と、いたるところに唇を這わす。
そのたびに、軽い火傷をするような感覚を覚えた。

この火を、熱を、全身で覚えていて欲しい。
黒ひげを始末し、オヤジが海賊王になるのを見届けたら迎えに来る。


「愛してる・・・」


これが、エースがハヅキへの愛を口にした最後だった。





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