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【R18】夏だ!花火だ!夏祭りだ!

第3章 花火 ※





何時間でも、求められるがままに体を許す。

そして、何度目の絶頂を迎えただろうか。
気づけば、窓から見える空が白んでいた。


「何?」

下半身に甘い痺れを感じながら呼吸を整えていると、エースが自分を見つめていることに気がついた。

「いや、何でもねぇよ」

髪を梳いてくれる指がとても熱い。

「・・・焦がさないでよ」
「おれがどれだけこの力と付き合ってると思ってる。そんくらいの制御はできる」

ニッと笑って、爪の先にマッチ棒程度の火を生み出した。


「それとも、もう一度“燃え”てェか?」


海の男の体力は果てしない。
筋肉質の腕で仰向けにされながら、再び愛撫が始まった。

「アァ・・・」

何度熱が放出されたか分からないベッドは、その激しさを物語るようにシーツがグチャグチャになっていた。
枕と掛け布団は床に落ちている。


「ハヅキ」

「エース・・・ッ・・・!」


恐らく、これが最後の交わりとなるだろう。


エースはハヅキの体を抱き上げると、より深く結合できるように太ももの上に座らせ、抱き締める。

すっかりエースの男根の形に馴染んだ体は、強い快感を双方に与えた。


「あぁ・・・エース・・・」


できるなら、このまま燃え尽きて灰になりたい。
そうすれば、あなたが去っていくのを見ずに済むのに。

太陽が昇らなければいいと、この時ほど願ったことはあっただろうか。

だが、時間は無情にも過ぎていく。


髪が汗でべっとりと肌に張り付き、苦しそうに眉根を寄せるふたりは、最後の絶頂を迎えようとしていた。



「ハヅキ、愛してる・・・!」



それは、想いを絞りだすような声。
そして、体の中に炎とは別物の熱が放出された。




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