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淫らで甘い真田弦一郎の罪

第1章 novel.1 強化合宿にお供します


学校に着き、テニスコートに向かっていたら大きなマイクロバスが止まっていた。
前の方の席に赤い髪が見えたので乗り込む。
「おはようブンちゃん」
早めに来てバスの中で寝てたブン太に近づき、顔の上に乗せてたタオルを取る

「はよー。みんなは?」

眠そうに伸びをするブン太の隣に座り周りを見渡す。

「なんかね、みんな部室に入って行ってるよ?」

大きなバックを抱えた柳生さんが部室に入っていくのを確認した。

「マジぃ?めんどくせーな・・・ちょっと行ってくる」

「ん。」

バスから降りるブン太を見送り、はいそいそと、ブン太が座っていた場所に移ると、顔にタオルをかけ寝始めた。

ふと目を覚ますとバスが揺れている。
どうやら寝ているうちに出発したようだ。
後ろの方から騒ぎ声が聞こえる。

近くで真田さんの匂いがする。
どうりで真田さんとエッチする夢見たはずだ。
誰かが夢は匂いによって変わると言っていた。

「・・・いい夢見た」


1人幸せにつぶやき、顔のタオルを取ると隣には真田さんが座っていて目が合った。



「どんな夢を見たんだ?」
絶対寝てるときニヤニヤしてた!いやらしい事を口走ったかもしれない!!え、なんで隣に真田さんが!?


はパニックと恥ずかしさに顔を真っ赤にして何度も瞬きし、俯く



「ん?どうした?」

「あの・・・幸せな・・あったらいいなって夢を・・・」

しどろもどろに話し、顔の熱を冷ましていたら真田さんが顔を近づけてきた

「ひゃうっ!」
突然の事に喉から変な声が出た。

「香水をつけているのか?」
「へ?」

眉を寄せた凛々しい顔が近い!近い!!

「つけてないです・・・けど・・・?」
「なんだか君が寝ているときに甘い匂いがしてたんだが・・・すまん、気にするな」

「はぁ・・・」
自分の手首や洋服の匂いを嗅いでもよくわからない


「君は・・」
「って呼んでください」

「うむ。は丸井と付き合ってどれくらいなんだ?」


うわぁぁぁ!誤解したままじゃん!つか「うむ。」って!可愛っ!
よよよ呼び捨てで呼ばれちゃった!!落ち着け!落ち着け!!

「実は付き合ってないんです、せっかく恋人同士と思って一緒に来る事許してくれたのにすみません・・」
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