第2章 従順で変態な真田弦一郎は犬
「 」
伏せからお座りの体制になり、真田は口を開ける
餌を欲しがる犬のように早く、早く欲しいと口を開けて目で訴える真田をよそに、は口に含んだ紅茶をゆっくり飲み込む
「、お願いだ・・ああ、 そんな・・」
自分の口へ注がれなかった液体を心底残念そうに見つめる真田
「喉乾いてるなら温かい紅茶、入れてあげようね」
分かっているくせに
立ち上がるの短めのスカートにすがりつき違うと訴える
「弦一郎、口移しで飲み物が欲しいなんて、変態さんがすることよ?普通は飲み物も、食べ物も自分で食べるの」
軽蔑した顔で真田を見る
この犬は私が口に入れた飲み物や食べ物を貰うのが大好きなのだ
「ああ、俺は・・変態だ」
だから早くとでも言いたげにまた口を大きく開ける
正座しているから少し頭をもたげてきている真田のペニスがよく見える
「自分で認めちゃうなんて、しかも少し大きくなってるしさ」
クスリと笑い、口の中を転がした紅茶を高い位置から真田の口目掛けて吐き出す。
それは口に入る以外にもびちゃびちゃと真田の顔や髪に跳ねて濡らしていく
嬉しそうに真田は口の中の紅茶を飲みこみ顔や髪についた雫を体に塗り込むように自分の体を撫でる
「・・・変態」