第1章 novel.1 切原赤也と同居
晩飯は冷蔵庫に作ってあったのを温めて食べた
お互い学校の話などをし、久しぶりに色々話す俺にあいうは上機嫌だった
「俺寝るわ。おやすみ」
まだ早いとは思ったが風呂に入りTVも見ずに寝る事を告げた
「もう寝るの?早くない?」
ソファーで膝を抱えTVを見ていたあいうは髪を乾かした俺に振り向き首を傾げる
「部活厳しいんだよ」
適当に理由をつけ早く自室に戻る
電気をつけずにベッドに横になる
家には早く寝る俺だけ。
あいうはいつもより早く始めるだろう
あの蜜事を。
俺が自室に戻ってから1時間くらいしてあいうが階段を上がってきた
「おやすみ」
寝ているのか確認する様に挨拶するあいうに返事はしない
俺が寝てるフリをしなければ始まらない。
少ししてあいうの部屋で電気を消す音とベッドの軋む音が聴こえた。
さぁ‥お楽しみの時間だ‥
ゆっくりベッドから降りあいうの部屋のドアを開ける
カーテンから透ける光が不自然に布団を盛り上げてる姿を照らしだす
それだけで胸はドクドク脈打ち、股間に血が集中する
「ん‥ふっ‥ぁ‥」
控えめな喘ぎ声が聞こえ、震える機械音がさらに股間を刺激する
そろり、そろりとあいうに近づきカメラをテーブルに置きベッドヘ向ける
「よう。」
「!!?」
話かけるとあいうは小さく悲鳴を上げ眼を見開き、布団の中に顔を隠して足を下ろし、機械を止めた
「なんだよ、続けろよ」
可笑しくなりクスクス笑いながら頭まですっぽり布団を被ったあいうに声をかける
「で、出てって‥」
こんな楽しい時に部屋から出ろ、と?
「嫌だね。バラされたくなかったら‥」
ニヤニヤ笑いながら相手の布団を勢いよく捲り
「やれよ。」
命令した。