第1章 *恋の種*
・
「翔ちゃん…あのもう温まったからいいよ」
.
って言ったらもっとギュッって腕に力が入って
・
・
首にかかる翔ちゃんの息が…近い…
・
・
翔「まだ冷たいよ」
.
ってあたしの耳にホッペをくっつける
・
・
・
あたしもうダメだ…
.
.
.
.
.
.
翔「」
.
抱きしめたら愛しくて離したくなくて…
・
・
きっと困ってるって分かってるのに
.
もっと近付きたくて
・
・
・
気持ちが溢れて思わず名前を呼んだ
・
・
今まで我慢してきたのに…
・
・
もし気持ちを否定されたら俺立ち直れねぇかも
・
・
でも押さえ切れない気持ちがを離せないでいる
・
・
・
どれぐらいの時間こうしていただろう
.
もぞもぞとが動いて
.
「お水飲んでくる」
・
・
あっさり俺の腕から抜け出て行った
・
・