第13章 すれ違う思い
リタ「…?!」
ダイヤモンド「マスターが、様子を見て来いとのことで。後をつけさせてもらいました。」
リタ「…!!」
ガチャガチャ
リタ「お兄ちゃん、が…来ちゃう」
ガチャッ
ヨル「! …リタ!!」
…
リタ「むぅー…むー…!」
ダイヤモンド「… お兄様はどこかへ探しに行ったもの様で。失礼いたしました。」パッ
リタ「ふはぁっ…す、すみません…」
ダイヤモンド「このままでは冷えると思われます。お屋敷に戻りましょう。マスターもお迎えくださるでしょう。」
…
ルイ「ん、あぁ…リタ お帰り…」
リタ「リ、タ? おか…??」
ルイ「ごめん、リタがルイくんって呼んでくれるなら僕はリタかなぁって ミルクティーでも入れさせるね…」
リタ「あ、う…ありがとう」
ルイ「ん… エメラルド、リタにミルクティーと暖炉の近くにイスを用意して座らせてあげて…?」
エメラルド「はい。マスター。」
ルイ「あれ、ダイヤモンド…太ももに傷がついてる…」
リタ「あ!それはさっき僕をかばって出来た傷で…ごめんなさい…」
ルイ「大丈夫だよ…、ダイヤモンドおいで」
ダイヤモンドが頷いてルイくんに近づいた
ダイヤモンド「マスター?」
ルイ「ん…ダイヤモンド、ここイスに座って…そう、ちょっとこの足のパーツ外すね」
カチャカチャ …カチャン
ルイ「じゃあ、新しいパーツをアトリエから持ってくるから、少し待っててね…」
…
リタ「…えと、メイド、さん…ごめんなさい…」
ダイヤモンド「お気になさらないでください。マスターもあの状況では、リタ様をかばったでしょう。」
リタ「ありがとう、ございます」
…
…
会話が終わった
にしてもお人形さんとはいえ、
本当にリアルだな…
普通に人間だよね…?!