第8章 転校生
ルナ「リタ様 こんな夜分遅くに申し訳ありません。」
僕はとりあえず窓を開けたのだった
リタ「う、え…あ、はい でもここ、二階…?」
ルナ「今日はリタ様にマスターから渡したい物があるとのことで、これを。」
メイドがスッと差し出したものは
小さな小瓶だった
中には薄い紫色の液体のようなものが
入っていた
リタ「…?? これは…」
ルナ「明日の夜、衝動が訪れると思われます。その時にその小瓶の中に入っているものをお飲みください。」
リタ「この小瓶の中って…?」
ルナ「薬みたいな物です。それと、もう一つ…マスターから リタ様に次会える日を楽しみにしている…とのことです。」
リタ「マ、マスター??」
ルナ「用は以上でございます。では、失礼いたしました。」
タンッ
リタ「わ、わ!!メイド、さん?!」
と、とんでる!!
高くジャンプしたと思ったら
近くにあった家の屋根や木に飛び乗り
消えてしまった
向かう先は―あの森
なのだろうか…