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禁断×ヴァンパイア

第6章 ヤキモチ


アヤメ「…あ、あぁ!!もしかして、綿利さんのグループにやられた??」

リタ「!!」ビビクンッ

ご名答
まさに綿利さんグループ

綿利(ワタリ)


アヤメ「…あたしもだよ!!」

リタ「!!」

キョウ「アヤメ、なに倉森泣かせてんだよ」

アヤメ「え??」チラッ

リタ「…」ポタポタ

アヤメ「うぇぇぇ?!え、あたしなにかしたっ?!ご、ごめんっ!!」

リタ「う、っ、ひくっ…ち、ちがうの…ちゃんと僕にも友達ができたんだなって…安心、した…です」

アヤメ・キョウ「…」キュンッ


下校時間

アヤメ「まったねー!」

キョウ「あ、倉森送る!!」

リタ「え、あ…ありが…」

「リタ」

キョウ「…?」

リタ「お兄ちゃん!!」

ヨル「…帰るぞ」

リタ「!! うん えーと、弥優くんまたね」

キョウ「お、おう」


しばらく僕達は無言で帰り道を歩いた

リタ「…えーと、今日ね、弥優くんといっぱい話せて、アヤメちゃんって子と友達になれたよ!!」

ヨル「弥優…??」ピクッ

リタ「うん!!…っ?!」

次だそうとした言葉を飲みこんだ
お兄ちゃんがヴァンパイアの方の姿へと
化した

そして僕の腕をつかみ、壁へ押しつけた

リタ「んっ!!…った…」

ヨル「…」チュッ

リタ「んぅっ!!」

え、いきなり…?!
吸血だ

頭がしびれる
一瞬で快楽に支配された

また跡が増えてしまう
隠しきれない-

ヨル「ん…、誰も近寄ってこないくらいに跡をつけてやろうか-?…っは…」

リタ「んっ…や、らっ…!」

ヨル「やっぱあのまんまお前を部屋に閉じ込めた方がよかったのか-? 」ボソッ

チュッ チュル

リタ「んぁぁぁ!!…あ、お兄ちゃ…」

ヨル「っ…はぁはぁ…ふー…」

ゆっくりと髪の色が戻ってゆく
そして目が開いた時には

お兄ちゃんの目は凛とした元の瞳の色

リタ「なんで、いきなり-??」

ヨル「…ヤキモチだっつーの …言わせんなよな」




第7章へ続く
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