第7章 受け入れること
深い深い森の中に大きい屋敷があった
その屋敷には一人の少年とたくさんのメイドが住んでいた
?「ふぅ…はい、ルナ手入れは終わり 傷は消えたし、あとはパーツになれるだけだよ」
ルナ「ありがとうございます。マスター。」
?「…ねぇ、ルナ …あいつは今リタと一緒に居るんだよね??」
ルナ「マスターのおっしゃる通りでございます。」
?「おそらくリタはあいつの正体知ってるって事、になるよね 」
ルナ「はい。」
?「そうだな…あと1週間、いや、あと半日たったら月森学園に行ってみようかな…」
ルナ「マスターが望むなら望みのままに。マスターがこうしろと言うならマスターの仰せのままに。」
?「じゃあ靴 舐めてよ」
少年は言った そしてメイドは床へしゃがみ
少年の靴に口をつけた
ルナ「…」
ガッ!!
ルナ「…!!」
少年はメイドを蹴飛ばした
そして口を開いた
?「あははっあはははは!!ねぇ、ルナ 僕が欲しいのは君じゃないんだよね…僕がね、欲しいのは愛なんだ…あとね」
『リタが欲しい』
…
夢を見た
どこか懐かしくて どこか遠くて
でも少し怖くて
(ごめんなさい ごめんなさい ねぇ、出してよ!!暗いよ、怖いよ…!!)
(だって僕は言ったよ…?あの子とはお話しちゃダメだよって約束したよ…??僕の言う事を聞かない子はお仕置きしなきゃ、だよ…??)
(だって、あの子…怪我してて…でもあの子はいい子なんだよ?!)
(僕よりあの子をかばうんだね…なんでかばうの??僕よりあいつがいいんだね…君が僕より大切に思うやつがいるなんて認めない)
(お願いだからここからだして!!怖いよー…!!!!)
(君は僕だけを見てればいい…!!)
ハッ…
リタ「ん!! …夢、か 」
あの男の子は誰かな でもどこかで
聞いたことのあるような声
部屋に閉じ込めたられてたのは…
女の子、かな??
あの子も誰、かな
ギシッ
ベッドから降りようとし、
床に足をつけたら…
リタ「っ…?!」
ドサッ
頭がクラクラする…貧血…??
でも学校行かなきゃ…
リタ「う…く、起き…あがれ、な、い…」
トントン ガチャ
ヨル「リタ、そろそろ…リタ?!」
リタ「は、はぁ…はぁ…お兄ちゃ、んっ…」
ヨル「どうしたんだよ?!」