第4章 服
サブロー「あ、うる兄服着替えたんだ?」
すると、部屋の前を通りかかったサブローが声を掛けてきた。
『お、サブロー‼まぁな、流石にあの格好じゃさみーからよ』
サブロー「あ〜確かに。にしてもさぁ…」
サブローの視線が潤の胸で止まる。
サブロー「うる兄相変わらずおっぱいデカいよね〜。昔より育ったんじゃない?」
弥助「なっ///の、信長さん‼女性にいきなり何を…///」
唐突にそんなぶっ飛んだ質問を潤にするサブローに弥助が顔を赤らめ制止しようとするが…
『そーなんだよ。たくっ、たまったもんじゃね〜よ。重いわ肩凝るわ動きにくいわ…もうマジダルビッシュ』
サブロー「あはははっ‼何それw⁉ダルいとダルビッシュを掛けたのwww⁉」
『そーだよー、そーゆー事だよー』←(銀○んっぽく)
サブロー「ぎゃははははははっ‼」
弥助「………」
恥ずかしげもなく自身の胸を揉みながら愚痴を零す潤とそれに爆笑するサブローを見て一気にシラけた。
サブロー「あ、そうだ。これから甘味作ってもらうんだけどうる兄と弥助くんも一緒に食べる?」
『マジッ⁉食う‼』
弥助「イタダキマス」
笑顔で答えた2人はサブローに案内され、厨房へ向かった。
ーー 光秀・自室
光秀「………」ペラッ
自室で1人、静かに書物を読む光秀。
藤孝「…明智殿」
其処に織田家臣の1人、『細川藤孝』が訪れてきた。
光秀「細川殿?」
藤孝「少し良いか?」
光秀「ええ、どうぞ」
ガラッ
光秀「どうぞお座り下さい」
藤孝「失礼致す」
藤孝は光秀の前に腰を下ろす。
光秀「どうなされたのじゃ?」
藤孝「あの者の事についてだ。先程、殿やあの者と何を話しておられたのだ?」
光秀「潤殿の事か?」
藤孝「殿はわしらを遠ざけ、明智殿だけあの者と共に自室に呼んだ。何か特別な話でもしておったのか?」
光秀「いや、特には…。先程広間でも話した通り、潤殿と殿は幼き頃に親しくなったという様な話だけじゃが…」
藤孝「あの者を…明智殿はどう思う?」