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【信長協奏曲】〜 戦国演武 〜

第4章 服




ーー 弥助・自室


『…これ…おかしくね?』


弥助「スミマセン…。思ったよりブカブカでしたね……」(汗


姫様親子に見送られ弥助の部屋にやって来た潤。
弥助の着ている着物と同じ物を借り袖を通すが、体格が全く違うため少しブカ付いている。


『あ、こうすりゃ少しマシかも』シュルンッ


弥助「ん?……なっ⁉////」


弥助は頬を赤らめて顔を手で覆う。
何故かと言うと、あろう事か……潤がその場でサラシを解き、上半身に何も纏っていない姿になったからだ。


弥助「No、No潤さん‼男の前でそんなカッコウ…‼////」


見た目が男らしいとはいえ、潤もれっきとした女性。
筋肉のしっかりしているしなやかな身体は女性の中でもかなりスタイルの良い方だ。
押さえ付けられていた胸はサラシが緩んで本来の形に戻りたゆんと揺れる。
その豊な胸とは反比例する細く引き締まった腰。
その姿はとても妖艶である。


『ん?あぁ、気にすんな』


その妖艶な姿に顔を赤らめる弥助などお構いなしに潤はそのふくよかな胸に再びサラシを巻いていく。


弥助(気になりますヨー‼////)


そんな弥助の心の叫びは、この目の前の女には届かない。





『よし、これでOK』


再度着物を着直した潤。
だが先程と違い、着物のブカ付きはマシになっている。
サラシを緩め胸を前に出した事でその分着物の面積を多く取り、帳尻が取れた。
サラシは胸を押さえ付けず、ただの巻いているだけである。


『胸が邪魔だけど、着物がズッてくるよかマシか…』


文句を零しながら己の胸を摩る。
他の女性が聞けば殺されそうだ。


『ありがとな弥助さん。じゃあ自分のが来るまでの間、この着物借りるぜ?』


弥助「はい、なんとかなって良かったデス‼」


元気良くそう言って笑う弥助に潤も笑顔を返す。
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