第3章 再会
『だってもうわけ分からんもんっ‼チャカで撃たれたかと思ったら森ん中いて、水飲んでたら変な奴らに捕まって此処連れてこられて、何十年か振りに再会した幼馴染みは信長になっててって……現実味がなさ過ぎるわ‼』
サブロー「いやあの、分かるよ?俺も最初は時代劇の撮影かなんかかな〜って思ってたのにいきなり信長になれなんて言われて戸惑ったし焦ったけど、やっぱ来ちゃったもんはしゃーないし帰れない以上こっちでなんとかやって行くしかないってゆーか……」(汗
『お前は軽過ぎじゃっ‼俺だってもうこれが本当に現実に起こってる事だって分かってるよ‼どんだけマッポが捜索しても見つからなかったお前が此処に居てそのお前からあんな話聞かされたら信じるしかねーだろ‼けどな、あまりにも話に現実味がなさ過ぎる‼普通こんなん受け入れられるわけあれへんねん‼』(怒
サブロー「分かった…、分かったからちょっと落ち着いて、ね?あと興奮し過ぎてもうほぼ関西弁になってるよ…?」(大汗
あまりに色んな事があり過ぎて頭が混乱し、わけの分からない事を言い出してきた潤。
あまりに興奮し過ぎて暴れたりしないかヒヤヒヤしながらサブローは必死に潤を宥める。
『ハァ、ハァ……ああ、悪りぃ。お前の言う通り、グダグダぬかしてもこの状況がどうにかなるわけじゃねーもんな…。それより、これからどーするか考えねーとな……』
サブロー「う、うん‼そうだね‼(…よ、よかった…)」(汗
『まぁ兎に角、さっき言ったみてぇに俺達が平成で今まで学んできた戦国時代の歴史とは違うとこがかなりあっからよ、そんな無理して歴史通り進めようとしなくてもいいと思うぜ?』
サブロー「そうかな?」
『そーだよ。お前が信長になっちまった時点で歴史は狂ってるわけだし、テメェが死んでまで歴史通りにしようとするとかバッカみてぇじゃん?だからお前がそこまでやる事ねーよ』
サブロー「う〜ん…。ま、俺も死にたくないし…頭良いうる兄がそう言うならそうするよ」
『よし、それで良い。ま、なんかあっても俺が側にいりゃあ護ってやれっから安心しろや♪』ナデナデ
そう言って自分の胸ぐらいの高さにあるサブローの頭を撫でる潤。