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[進撃]奥まで愛して[R18]

第1章 奥まで愛して


『兵長しかいないんですよ』

ライナー達が姿を消して数年。
人類は復興期を経てその繁栄を取り戻しつつあった。

「何と言われようが断る」

私は今でも時々思い出す。
そして、そっと開いてみるのだ。

彼らが最後に残してくれた短い手紙を。

『頑固を通り越してケチですね』

「なんだと……?」

ライナーやベルトルトは故郷に帰れたのだろうか。

アニやクリスタ、ユミルとはうまくやってるのかな。

共に笑い合った新兵達の幸せを祈りつつ私は兵長に食ってかかる。

『貴方がどれだけ断ろうと配役には従って頂きますからね』

私たち調査兵団は今、第一回兵団公演を控えていた。
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