第6章 分隊長の恋/ジャン
「ーっ‼︎」
『きゃあ‼︎』
俺は喜びのあまり此処が実家なのも忘れて大声を上げていた。
渾身の力で抱き締めたもんだから、はとても苦しがっている。
『た、いちょ……潰れちゃ、う』
「すっげぇ嬉しい!」
『分か…った、から……離して』
本気でタップを入れ始めた彼女を解放して、その直後に思いっきりキスをぶつけた。
重なった唇から伝わってくるの体温が嬉しくて仕方がない。
『んっ……ふ、ぅ』
「今日は寝かせねぇからな」
キスを徐々に深くしていきながら興奮気味に告げると、はやんわり俺を押し返してくる。
『ちょ……っと、明日は早くから訓練なんですから』
「二人でサボっちまおうぜ」
『兵長に削がれますよ』
そんな冗談も程々に俺は彼女の服を脱がせに掛かるのであった。