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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第6章 分隊長の恋/ジャン


なんとも不恰好なプロポーズ。

キスする直前の距離で俺を見つめる。その視線に耐えられなくなって、ついに顔を逸らす。

断られたらどうしよう。
生きていける気がしない。

いや、前向きに捉えるんだ俺。

前線を退くことを断られたからってまだ振られた訳じゃな……っ

『はい』

はい?
え、今、はいって言った?

俺は目を見開いて逸らしていた視線をに戻した。

目に入ったのは彼女の瞳。
赤くなった眼の淵に一粒の涙が光っている。

『分隊長のお嫁さんにして下さい』

私なんかで良ければ。
の唇はそう言ってにこりと笑った。

奇跡だ。
そう思った。

思わず出そうになった涙を堪えたが、
それが無駄な努力だった事は言うまでもなく。
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