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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第6章 分隊長の恋/ジャン


「……っ…‼︎」

『分隊長』

「……ん゛?」

本日三度目のやり取りを経ての顔を見遣ると、彼女はドン引いた様子で此方を見つめていた。

『泣き過ぎです』

鼻水垂れてますよ。
は冷たく言い放ちながらもハンカチを差し出してくれる。

花の刺繍をあしらった綿織物。
なんとも女の子らしい。

「ん……ありがとう」

泣き腫らした目を彼女のハンカチで拭いつつ劇場を出る。

外は夕暮れ時で、あんなに高い所にあった太陽が店仕舞いを始めた所だった。

さてこれから食事でも……と行きつけの洒落たレストランを思い浮かべていると、シャツの裾が引っ張られる。

不思議に思って視線を下ろすとそこには微笑んでいるが居て。
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