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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第5章 オトナになろう/エレン


「……っ⁈」

キスされた。

その事に気付いた時にはもう彼女の唇は離れていて、即座に抱き締めてやれなかった自分が情けなくなる。

『えへへ。キス、しちゃった』

勘弁してくれよ。
どんだけ可愛いんだコイツ。

「………っ」

込み上げた愛しさをぶつけるようにして彼女を腕に閉じ込めた。

艶のある髪に顔を摺り寄せると香るシャンプーの匂い。

身を縮めて俺を見る瞳はまるでガラス玉のようだ。

『エレ、ン……?』

「なあ。お前、俺としたいか?」

我ながら阿呆な質問だと思う。
でも、怖いんだよ。

もしが望んでなかったらどうする?

ヘタレと言われようが何だろうが関係ない。を傷付けるような事だけは絶対したくねぇんだ。
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