第3章 ロリポップ・プレイ/兵長
「おい……そりゃ何だ」
『首輪。ペット用のね』
「んなもん見れば分かる」
それで何をしようとしてるんだ。
リヴァイはこの上なく怪訝そうな顔をして問う。
『何って……決まってるじゃない』
付けるのよ。
私はさも当たり前だと云う風に返した。
「俺は女を飼う趣味なんて持った覚えはないんだが」
真面目な顔をして何言ってるんだか。
そんな台詞が浮かんで、
つい薄い笑みが零れた。
「何笑ってる」
『この首輪は私用じゃないの』
「は……?」
硬直する三白眼。
言葉の意味が理解出来ないらしい。
私はそんな彼の耳たぶを甘噛みしながら囁いた。
『アンタが付けるのよ……リヴァイ』