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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第2章 芍薬の蜜/銀時


「が誰を好きでもいい」

絡まった糸が解けていくように。

「絶対俺が幸せにしてやるから」

坂田の言葉が傷付いた心に染みていく。

『あぁ……っ』

「すげ……、濡れてる…嬉しい」

すぐに忘れられるモノでもない。
一生忘れられないかもしれない。

「中も触っていい?」

それでも、
どういう訳か。

この男に愛されてみようと思った。

「の中あったけェ」

まるで硝子細工でも抱くかのように私に触れる大きな手。

はだけた黒地のインナーから覗く古傷だらけの胸板。

見かけに寄らず繊細な愛撫はなんだか心地良くて。

「挿れたい……イイ…?」

『……うん…』

桃色に濡れた私に自身を埋める坂田は独り言のように呟いた。

「幸せ」
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