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[銀魂]夢問屋-R18-[進撃]

第2章 芍薬の蜜/銀時


『お待たせしました』

指定されたテーブルに着くなり私は小首を傾げて微笑んでみせた。

方々から感嘆の色を孕んだ男達の溜息が聞こえる。

一際大きな反応を見せたゴリラ。
あれは確かお妙の客だ。

今日は休みなのだろうか。
辺りを見回すがお妙の姿はない。

「いや〜!いつ見ても別嬪だなァ!」

この近藤という男。

さっきから引っ切り無しに私を褒めているが、周囲の白い目に気付いているのだろうか。

本命の女がいるなら脇目を振らず静かにしていればいいのに。

つくづく、
雄とは馬鹿な生き物だと思う。

同僚の客と必要以上に喋るべからず。
私は近藤の熱視線を適当にやり過ごして目当ての席に着いた。
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