第1章 SHE IS MY.../ジャン
“かっこよかったですよ”
から貰った言葉はジャンのありとあらゆる理性を吹っ飛ばした。
「……っ」
『きゃあ!』
抑え付けていた欲を全開にして細い腰を抱き寄せる。
怪我した右手が痛むだとか、
そんな事はどうでもいい。
もう我慢出来ない。
「俺……お前のことが好きだ」
『た、たいちょ……っ苦し、』
ありったけの力を腕に篭めた。
愛しい瞳が戸惑いに揺れているが、ここは年の功で落としにかかろう。
このチャンスを逃したら、次は二度とない……そんな気がしてならないからだ。
『突然どうしちゃっ……んん!』
ジャンはの唇をキスで塞ぐと、
そのまま彼女をベッドに押し倒した。