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『テニプリ』夢小説

第10章 四天宝寺☆白石 蔵ノ介 編


白石『き、奇遇やな。如月さんは、さっきぶりや。』



背中に嫌な汗が流れてるわ。目…合わされへんし。



高橋『プッ……何って顔してんだよ。』



俺…笑われてる?



如月『だ、駄目だよ…笑っちゃ。』


高橋『だってよ…白石が挙動不審で目を泳がせてるシチュは貴重だろ?』



如月『白石先輩は、疲れてるんだから。意地悪しちゃ駄目だよ。』


如月さんって……ホンマにええ子や。



高橋『瑠花、白石はお前に用があるみたいだぞ。』



な、何を言ってるんや?この前は、近寄るなって…ワケわからん。


如月『えっ?そうだったんですか?』


白石『あ、イヤ…。』


高橋『この前は悪かったな。ちょっと彼女と喧嘩してイライラして八つ当たりしただけや。』


白石『八つ当たり…?イヤ、そもそも彼女がいるのに如月さんをつれ回してんのか?』



高橋『けど……ホンマの部分もある。それを分かってるんやったら好きにしたらええ。瑠花、あんまり遅くならんようにな。』


自分はさっさと家に入っていった。



いい逃げかいな…。けど…ホンマに考えんといかんことは分かってる。



如月『あの……白石先輩?』


ヘタレのままはアカンし、ウダウダ言うてる場合やないわ。


白石『如月さん。』


如月『はい。』


白石『気になるんや、如月さんのこと。メッチヤええ子やし……もっと知りたいって思うてる。イヤ…まどろっこしいことはええわ。絶対、俺は如月さんのことが好きになる!だから、付き合ってくれ!!』



如月『えっ…好きに、なる?』



白石『…ごめんな。ややこしいて…その…色々、ストッパーかけられてて……それなのに、話をフラれるし…。』



如月『白石先輩も、ええ人ですよ?って言っても、まだ少ししか知りませんけど。』



白石『ええ人って……ただのええ人ってことなん?』
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